女子をこじらせてを読んで

 

読みました。はっきり言ってしんどかったです。いや〜しんどいとは聞いてたけどこれほどまでにしんどいとは。こじらせって凄かったです。

自分を「わたしこじらせ女子なんですぅ〜♡」などとふれ回ったりするつもりはないけど、心当たりのある行動や感情をたくさん思い出しました。わたしは著者の雨宮氏のように極端に奇抜なファッションをしていたということもないし性に対しての関心と情熱といったものはあまりないんですけど、それでもスクールカーストが生んだ女としての劣等感はバチバチに感じていたし、そこから自分を大事にできない、見られ方も気にしない(というより気にしたくない)でさらに普通の女の子からかけ離れていくという悪循環の中にいたなと思います。まあ今もその渦の中にいるんですけど。

雨宮氏と重ねるじゃないですけど、スクールカースト最下層にいた身で学校を出たあともフリーターをして、そのあと編集業に就いて…という雨宮氏の経歴の流れが自分の辿っている道と似ていることにも驚きました。その頃の年齢もビンゴで、読んでいて「ウワ〜なんか鳥肌立つな」と思いました。エロ本とスポーツ新聞という違いはあれども掲載対象が素人・アマチュアであるところも、あるページを自分に一任されていたというところも似ていて、その頃雨宮氏が感じていた将来への不安も今自分が気にしているもので、特にその章は他人事だと思えなかったです。

これずーっと語っちゃうといつ終わるかわかんないので自分なりに超訳しちゃうと、視野を広げろ・図々しくなることも大事だ、もっと超訳すると気にせず好きに生きようぜ!ってメッセージをわたしは受け取って、それがすごく勇気づけられたし好きなことを書いて生きる道があるかもしれない、と調子こいたことを分不相応ながらに思いました。正直お世辞にも上手いとは言えない文章しか書けないし、仕事のうえでも未熟なんてもんじゃないレベルで未熟だけど、自分の中でそのタイミングがきたら自分で名刺作っちゃおうかな…と思いました。会社勤めやっぱ合わないな〜とはどこかに雇われるたびに思っているので…笑

最後に、この本をいただいたのがまだフリーターしてる頃で、最初のほうを読み始めてすぐに「これはグサグサ刺さりまくってキツいからメンタルに余裕あるときに読もう」と積ん読に紛れ込ませてたんですけど、今読んでよかったと思うしむしろ今読むべきだった。めちゃくちゃ刺さったけど一気に読んでしまった。今も全然心に余裕なんてないけど、バイトしながらふらふらしてる頃の自分ならここまでクリティカルヒットしなかったんじゃないかと思います。この本を勧めてくれた姉と慕っている(勝手に)方に感謝です

 

読書感想文ヘタすぎてウケるな