遺言をかく人

はてなブログから「一ヶ月更新がありません。更新しましょう」的なメールが来ていたので更新します。いや、もっとこまめに書くことがあればいいんですけど、「○○行きました!」「○○食べました!」とかはインスタでやってるし、日々のぼやきは脳からツイッターに直通なのでここに書くことってそんなにないんですよね。なのでツイッターでもちょろっと言った話について今回は書いてみようと思います。

 

わたしは基本どこにいくにも一人なので、お店に行っても店員さんと必要最低限の会話しかしないことなんてザラにあります。しかし、自分が一人でいるからか他のお客さんが気になってチラチラ見ちゃったりするんですね。今まで通報されたことがないのが奇跡だな…。それはさておき、先日スーパーのお菓子売り場で子どもが号泣しているところに遭遇しました。どうしたんだろう、とは思ったものの「たぶんお菓子買ってもらえなくて駄々こねてるかお母さんに怒られて泣いてるんだろうな」とそのままレジを通り過ぎて、家までの道でその子のことを考えて、「自分にもあんな時代があったなあ」と思い懐かしくなりました。今は泣くほどではないけど朝布団から出るのに死ぬほど勇気のいる社会の渦の中で生きているけれど、あの子にとってはスーパーのお菓子売り場が悲劇の舞台なんだよな。年齢によって悲しいことは流動していくんだなあと思いました。

そして今日、仕事の合間に本屋に立ち寄ったとき、目の前にいたご老人が店員さんに声をかけているのを見ました。「遺言書の書き方の本を探してるんやけど…」と尋ねているのが聞こえました。店員さんがそのお客さんに売り場を案内しているのを、わたしは本を選びながら聞いていました。なんていうか、このご老人が案内されて遠くに歩いていくのを見ながら、先日のスーパーでの子どものことを思い出しました。わたしも小さい頃はあの子のように駄々をこねて泣いていたけれど、いつかはさっきの人のように、遺言のことを考えなきゃいけない日が来るんだよな。と思い、そのご老人に自分の将来を見たような気になりました。

まあ、だからなんなんだって話なんですけど、こういうだからなんなんだって話をこまめに書いていきたいなって思うんだけどきっとまたはてなブログに急かされて来月更新するような気がします。